リハビリに取り組む決意
椎間板ヘルニア発症後のリハビリは、愛犬にも飼い主にとっても
根気が必要なプロセスであり、動物保険が適用されないためコストもかかります。
マックはグレード3だったので、リハビリを3ヶ月で卒業することが出来ました。
適切な処置とリハビリによって短期間で元の生活を取り戻すことが出来ました。
ミニミーは後両足の感覚が全くなく、立つことさえ出来なかったため、
歩行は絶望的で車輪を考えていました。
でも、再び自力でお散歩させてあげたかったので、
最低でも1年間はリハビリをする決意をしました。
抜糸後すぐにリハビリ開始
すぐに、リハビリ専門の獣医師の指導の下、手術をした病院でリハビリを開始しました。
最初のメニューは、酸素カプセル30分間、水中トレッドミル、バランスボードの合計60分。
水中トレッドミルは、体が水に浸かった状態で、先生がミニミーの後足を手を使って動かしてあげるトレーニング。
これは、浮力によって関節への負担を軽減し、歩く感覚を蘇らせるための運動です。
バランスボードは、グルグルと動いて傾くボードの上に立たせてバランスを取り、
足の位置感覚を蘇らせるトレーニング。
このメニューを毎週1回行い、3ヶ月間続けました。
また、自宅でも与えられたトレーニングメニューやマッサージを行いました。
リハビリ開始から3ヶ月後
当初歩くときは、後ろ足を引きずっていましたが、3ヶ月ほど経つと自力で
立っている時間が増えてきました。
筋肉が完全に落ちてしまった細い後足には、筋肉がつき始めます。
このころから、水中トレッドミル内の水量を徐々に減らしていきます。
最終的には水がない状態で歩行することが目標になります。
リハビリ開始から6ヶ月後
半年が経過するころには、水のない状態でゆっくりヨタヨタとバランスを
崩しながらも自力で歩けるようになってきました。
後足の感覚も少しずつ戻り始めます。
これまでは、自分で排尿できなかったために、膀胱炎にならないように、
1日に何度か圧迫排尿してあげていましたが、だんだん自分で排尿する
感覚が戻ってきます。
ただ、後足で踏ん張ることができないので、排尿するとお尻まわりは
オシッコまみれになります。
リハビリ開始から7ヶ月後
お外でのお散歩を再開しました。
先生から勧められたビーチでの歩行トレーニングがメイン。
砂に足をとられるのでバランスを維持しながら歩くようにします。
かなり体力を使うために、歩いた後はふらふら。
トレッドミルのトレーニングは、水のない状態でスピードを徐々にアップしていきます。
安定した歩行が出来るようになってきました。
トレーニングメニューも内容が変わり、複数の棒をまたいで歩くトレーニングや
バランスボールの上に立ってバランスをとるトレーニングを行います。
このころには、日常生活は不自由なく行えるようになっていました。
リハビリを頑張ると、毎週回復していくのが実感できます。
考えていたよりも、ずっと回復が早かったのでとても励みになりました。
病院でのリハビリを週1回、自宅でのトレーニングを毎日欠かさずに行いました。
リハビリ開始から1年後
グレード5の重傷だったために、スムーズに歩けるまでには完全回復していません。
歩くスピードは通常より遅めで、早歩きすると足がもつれます。
走ると後足を引きずった状態になります。左後足が感覚がまだ少し鈍いようです。
でも、もう二度と歩くことは出来ないと絶望的だったことを思うと、
ここまで回復できたことが夢のようです。
散歩ができて、自分で排尿もできて、以前のようにミランやムックと
遊べるようになってとても楽しそう。
椎間板ヘルニアを発症した日のことや苦しいリハビリの日々を思い出すと、
今でも涙が出そうです。
1年が過ぎここまで回復出来たミニミーを見ると本当に嬉しいです。
これまでサポートいただいた先生や家族に本当に感謝しています。
マックとミニミーが椎間板ヘルニアの
外科手術とリハビリを行った病院
ベイサイドアニマルクリニック
横浜にある二次診療がメインの動物病院です。
医療機器も全て揃っていて、リハビリ科もあります。
掛かりつけの動物病院からの紹介状が必要な場合もあります。
南院長は名医です。その他、座間先生、鳥居先生など頼れる獣医師がいます。
これまで先住犬ミッフィーの肝臓がんでもお世話になりました。
うちは掛かりつけのアーク動物病院にベイサイドアニマルクリニックを
紹介していただきました。
アーク動物病院は、田園調布にあるとても信頼できる動物病院です。
ワンズはパピーの時からお世話になっていて、今までにミニミーの膵炎の治療や
ムックの開腹手術、ドッグドックを毎年ここで受けています。
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